AIM+アンチスプーフィング保護

GPS/GNSSスプーフィングとは何か、受信機を保護する方法とは

AIM+アンチスプーフィング技術は、ドローンなどのデバイスを保護します。

スプーフィングは、悪意のある攻撃者が偽信号をGNSS受信機に送ってその測位を乗っ取ることで発生します。スプーフィングの罠を避けるため、セプテントリオ受信機には、ソフトウェアレベルとハードウェアレベルの両方でAIM+アンチスプーフィング技術が搭載されています。スプーファーからの保護は、重要な用途だけでなく、自律装置などのそしてむの確実な運用にも重要です。AIM+は次のことを実現します。

  • GNSSコアでのアンチスプーフィングセキュリティにより、システム全体の回復力を確保
  • OSNMAなど、特定の衛星信号で使用可能な暗号化方式を利用
  • 高い評価を得ているセプテントリオのアンチスプーフィングとアンチジャミング技術の20年に及ぶ専門知識を実装
  • 余分なハードウェアが不要のオールインワンのアンチスプーフィングソリューション
  • 常に向上し続けるアンチスプーフィング技術とアルゴリズム
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かつてほど複雑ではなくなったスプーフィング

スプーフィングとは、第三者から送られた意図的に誤った位置情報のGNSS信号を受信したために、GPS受信機が誤った測位を報告することです。スプーフィング装置を使うと、自律走行車やドローンを乗っ取って別ルートに送ることができます。「記事」では、紅海にいた複数の船舶のGPS受信機が遠方の空港を報告した事例を説明しています。スプーフィングが以前よりもよく発生するようになったのは、ソフトウェア無線(SDR)などのスプーフィング装置がより安価になり、オンラインで簡単に購入できるようになったためです。それに加えて、容易にアクセスできるオープンソースのシミュレーターソフトウェアがあれば、DIYスプーファーの出来上がりです。詳細については、スプーフィングとは何か、GPSのセキュリティを確保する方法とはをご覧ください。

 

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スプーフィングの方法はいくつもある

スプーフィング攻撃は、攻撃者の知識と装置に応じてさまざまな方法で実行できます。容易にアクセスできるハードウェアやオープンソースのソフトウェアによって、非同期やミーコニング(信号反応器)攻撃をこっそり仕掛けることはいともたやすくなりました。その一方、同期またはカバードスプーフィング攻撃はより高度化し、本物のGNSS信号を非常によく模倣できるので、検出と軽減がさらに複雑になっています。

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多レベルでのGNSS受信機の保護

セプテントリオ受信機には、スプーフィングを撃退する複数のアプローチが備わっています。

  • 信号の異常を見つけるアルゴリズム これらの高度な認証アルゴリズムは、膨大な実世界のデータに基づいて導き出され、微調整されています。トリプルバンド・マルチコンステレーション技術によって、衛星配置間の整合性チェックと多数の信号フォールバックが可能になります。
  • スプーフィングの検出と防止を行うメカニズムを内蔵する特定のGNSS信号の暗号化と認証。Galileo OSNMA認証は、セプテントリオ受信機で使用可能です。