安定したGNSS信号追跡
![shaken Sepentrio PolaNt-x-MF antenna](/sites/default/files/styles/extralarge/public/2022-11/Image_Antenna_POLANT-X-MF-shaking_400x300px.png?itok=-L8mAKEN)
ロバストな測位
LOCK+は、機械的な振動や衝撃、地震、電離層シンチレーションなどによる急激な信号変化の下でも安定した追跡を保証する一連の技術です。従来、GNSS受信機がGNSS信号の変化に対応するには、しばらく時間がかかります。たとえば、衝撃を受けた後にアンテナの位置が急に変わった場合、受信機がその変化を感知して新しい位置を報告するまでには時間がかかります。LOCK+技術を利用すると、本当の位置が必ず正確に報告されます。
![Surface blast holes - vertical drilling (c) Flanders - Anglogold Amanti tropical mine](/sites/default/files/styles/extralarge/public/2022-11/Surface-blast-holes-with-Septentrio-GNSS.png?itok=KaCov9hd)
重機の取り扱い
大型建設機械は、路面上の動き、起伏の多い地形、重いエンジンにより、強い衝撃と激しい振動を受けることがよくあります。掘削機のブームは、GNSSアンテナを載せながら急な動きをすることがあります。信号がこんなに短時間で変化する、ローラーコースターのような状況に受信機が対処できるとは限りません。LOCK+テクノロジーは、機械の振動に耐えて常に正確な測位計算を確実に行えるように、セプテントリオ受信機のハードウェアレベルとソフトウェアレベルで設計および実装されています。
![GPS GNSS positioning without LOCK+](/sites/default/files/styles/extralarge/public/graphic1.png?itok=OCVKkN0T)
![GPS GNSS positioning with LOCK+](/sites/default/files/styles/extralarge/public/graphPNG3.png?itok=EzBHpsXj)
もう一例として、北南の方向でアンテナが強い振動にされされている間に報告された緯度の変化を次の図に示します。 LOCK+(緑色)を搭載しない場合、受信機は急激な変化についていくのが難しく、サイクルスリップにより位置が逸れてしまいます。 LOCK+(青色)は、常に正確な追跡を実現します。
![robust-tracking](/sites/default/files/styles/extralarge/public/2023-03/graph5.png?itok=XZQssHxe)
LOCK+は高ダイナミクス下で非常に役に立ちますが、位置のノイズがやや増えるという短所があります。不要なときにノイズが増えないようにするため、セプテントリオ受信機は、アンテナが受ける動きのタイプを自動的に検出し、必要なときにだけLOCK+をオンにすることで、動作がなめらかな間や受信機が固定されているときにはできるだけノイズを低く抑えます。 ユーザーによる操作は不要です。